ゲーミング魚介類

元不動産営業の地方在住アラサー男子の雑記

不動産購入って何から始めるの?

何から始めたらいいのか

土地を買ってから新築でも、中古住宅の購入でも、不動産の購入を考え始めの時って、何から手を付けていいのか分からないですよね。


今回は、そんな不動産購入を検討し始めた方向けに書いていきたいと思います。

 

住宅公園に行く人は結構多い

そういった方で一番多いパターンが、「住宅公園や販売会などに直接出向く」です。

それらは決して悪手ではないのですが、注意してほしいのは、そこで出会う方々は決して100%あなたの味方では無いという事です。

住宅公園でも販売会でも、そこにいる方は基本的にあなたに何かを買ってもらうことを目的として接客しています。悪意があるとまでは言いませんが、実際、案内されている時は非常に耳障りの言い言葉ばかりが聞こえ、その後全てを信じてしまうような人も出てくると思います。
そして、結果的にはその営業の言いなりの様な形になってしまい、あれよあれよと言われるがままに土地購入から新築の契約、完成して住み始めたはいいものの、色々後悔する事が多く、3ヶ月だけ住んだら売却したい思い始める。
なんて事になります。ちなみに上記は実例です。私が売却の相談を受けたケースの一つ。

 

そういった場でなくても、店舗に出向くなど、業者の方と直接会ってお話をするという場であれば、上記の事は常に意識していてください。相手がどんなに親切であっても、貴方のためを想っているいるように見えても、最終的には貴方にどう物件を買ってもらうかを考えています。特に「不動産の購入を考え始め」のお客様は営業からすればかなり美味しいと思われています。実際、私もそういったお客様は大歓迎でした。

なぜなら、「自分の思うように教育出来るから」

営業はお客様をコントロールしたがります。どういったスケジュールで進めていくか、全体を自分が決めることができれば、売り上げの計画が立てやすいですし、そういった状態であれば他社の営業に取られることも無いからです。「考え始めのお客様」は当たり前ですが何も知らないので、自分頼るようになります。そうすると自分の思い通りに出来る可能性が高くなるので、考え始めのお客様はかなり貴重なのです。

貴方が最初に営業と話す際は、自分は子ウサギ、相手はオオカミくらいの差があるつもりで臨みましょう。

くれぐれも狩られないように… 

 

 

何をしたらいいのか


「何も分からなくて心配」という心理状態だと、最初に親切丁寧に教えてくれた相手を無条件に信じすぎてしまう傾向があると思います。
そうならない為には、「何も分からない」という状態から脱却し、自分で判断できるようになればいいのです。

では、どうすれば自分で判断できるようになるのか。それには次の3点が重要です。

 

・予算を具体的に知る
・自分たちの要望を明確化させる
・市場の現実を知る

 

私的には、この3つを把握できていない状態で物件を買うのはおススメしません。買えるか買えないかで言ったら、買えるのかもしれませんが、きっと数年したら「ああしとけば良かった」なんて後悔する事でしょう。そうならない為の準備とも考えてください。

 

不動産屋や、住宅メーカーの営業の中には「自分たち(営業側)に都合のいい」予算を教え、「自分たちに都合のいい」要望を抱かせ、「自分たちに都合のいい」現実を植え込んでくる者がいます。(そんな人ばかりでないよ!)

そうならない為に、自分で準備を行っておきましょう。

 

準備の順番


予算→要望→現実の順番で準備していくと、分かり易くおすすめ。
特に予算については先に計画を経てておくべきで。何故なら、その他を先にしてしまうと、欲しい物件ありきでお金の計画をしてしまいがちだから。

欲しい物件ありきで計画を組むという事は、その物件を買うことを前提にしている訳で、その計画が無理があったとしても、買えるだけの住宅ローンが組めるとなると、そのまま購入してしまう方がいらっしゃいます。それで満足するパターンも中にはあると思いますが、リスクが高すぎだと私は考えますのでお勧めしません。後は純粋に他の物件に対して応用が利かなくなるから。

 

それでは、次回は予算の考え方から見ていきましょう


ちなみに住宅公園や中古住宅の販売会について、いく事が悪い訳ではありません。住宅公園は行けば新築住宅について夢を見る事が出来るので、モチベーションアップにつながります。(高すぎる理想を持つことは厳禁。後々必ず障害になります)

また、各住宅メーカーの特徴を知るという点では住宅公園は非常に有意義です。基本的に住宅公園の展示物件は各メーカーの最高スペックの住宅であり、自分たちがアピールしたい点が詰め込まれています。それらを見て回れば、自分たちの好みを知ることが出来ます。中古住宅の販売会も、中古住宅とはどういう物件かという把握には役立ちます。どちらも、購入や相談目的ではなく自分たちの基準作りに利用してみてください。